今年の梅雨明けは早く猛暑がすでに続いています。
本日は雨のち曇り空、猛暑も一休みといったところでしょうか。
そんな中、とても興味深いワインがありテイスティングしてみました。
セバスチャン・リフォー
サンセール サウレタス 2014
フランス ロワール地方のサンセールでつくられた白ワインですよ。
グラスに注いでみると
色調は中程度、ほんの少し茶色の入った黄金色をしています。
粘土はそれほど高くありませんでした。
熟したアプリコットや苔桃、マンゴーのジャム
蜂蜜を思わせる香りが感じられます。
蜂蜜も濃厚さのある蜂蜜で
なにやらグラスの向こうに蜂の巣箱が見えそう…。
香りが強いのかというとそうでもなく
どちらかと言えば控えめです。
しかし、複雑さはあります、上記の甘い香りに加え、
チーズケーキやシナモン、ミントのニュアンスも感じられました。
口に含んでみると
たっぷりの旨味を感じます。
それは、ほのかに甘さを感じさせる要素と
ミネラルを感じさせる要素です。
充実した豊かな果実味が感じられ、
収穫した時の葡萄はどれほど完熟していたのであろうかと想像させてくれます。
たっぷりの果実味に対し、バランスのとれた酸味も感じられます。
充分な果実味のなかに酸味が溶け込みはじめている印象です
8年の時がなせる業なのでしょう、なんともまろやか。
芳醇で膨らみのある艶やかな味わいの白ワインです。
このワインの持ち味の芳醇さを存分に楽しむには
今の時期には少し高めと感じる温度、12度前後くらいで飲むのが良さそうです。
冷蔵庫の温度5~7度位まで冷やすと旨味を感じられなくなり
もったいないと思います、あくまでも好みの問題ですが…。
ワインの後はお楽しみの時間、
熟成したシェーブル、サントモール・ド・トゥーレ―ヌ、
ラタトゥイユと一緒にワインをじっくり楽しみたいと思います。
※ワインのコメントは十人十色、あくまでも参考程度に読んでいただければ幸いです。
ご紹介しているワインの詳細は
ホームページ「konishi1924」をご覧くださいませ、購入もできますよ。