7月の読書

今月は二冊の本を読みましてね。

 

「死なないように稼ぐ」は堀江貴文さんのビジネスノウハウの本。
なぜこの本を手に取ったかと言いますと。
本の中に登場する堀江氏の展開するお店「小麦の奴隷」が
以前の中野の実店舗のすぐ近くにありましてね、興味を持った訳です。
店舗は大通りに面しているわけではなく、
元地元民としてはなんでこんなところにパン屋さんが???
と不思議に思っていました。

昨年の7月にオープンしたようで、一年が経とうとしています。
どのような背景が見えるのかなと読んでみました。

 

 

「古代ワインの謎を追う」はアメリカのジャーナリスト、
ケヴィン・ペゴス氏の本です。
新聞でみつけてなんとも面白そうだと購入したのですが…


本当に興味深く面白かった!


ヨルダンのアンマンで、私はひとりミニバーを疑わしげに、だが、物欲しそうに見つめた。ひょっとしたらホテルの部屋でいいワインに出会えるかもしれないと期待したないわけではなかったが、私は自分にルールを課していた。客室備え付けのワインは飲まない、と。

 

という文章で始まるのですが、
ここで、筆者はワインにはこだわりがあり造詣が深いと理解できます。
しかし、アラビア語でテレビ放送がされているこの土地では
どこでもワインが購入できる訳ではなく、飲める訳でもない、
仕方なしにルールを破ってワインを口にしてしまうのです。

 

さあ、そこからはもう止まりません、
ジャーナリストという職業柄、
未知のワインを調べられずにはいられなくなる著者
ワインを追っかけることに数年を費やします。


もう、面白くて面白くて、あっという間に読んでしまいました。


内容が濃いのでより内容を理解把握するため、
二回目は、自分に毎日2章のみ読むことを許しました。
18章ありますので9日かけてじっくりと読みました。


「古代ワインの謎」について書かれているのですが、
ワインが生産される背景や流通において
私自身が疑問に思っていることにも触れられていて、
共感できる事が多々ありました。
本当に読み応えのある衝撃を受けた本でした。


ネイチャー誌によれば・・・
ソービニヨン・ブランとセミヨンを判別できるからといって、ワインをしっているつもりになってはいけないことを本書は教えてくれる。ハミニダからグロ・マンサンまで、忘れ去られたブドウの物語に溢れた魅力的な一冊。
ということだそうです。