海のワイン

すっかり秋めいた今日このごろ
お魚売り場で「秋刀魚」をみつけました。
美味しいお魚が食べたいなぁ~、そんな気持ちで
数日前に届いた酒類の情報誌を読んでいると
「アルバリーニョ」を35本ほどを
ブラインドテイスティング(※)した記事が出ていました。

 

「アルバリーニョ」はスペインのガリシア地方、
ポルトガルのミーニョ地方を代表する白葡萄品種です。

 

↑ 写真はイメージです。
アルバリーニョではありません、お許しを…。

 

このワイン、個人的にはとても好きなのですが、
販売するのがとても難しいワインのひとつ。
スペインやポルトガルのお料理を楽しませていただけるレストラン以外で
「アルバリーニョがよく売れるんだよね」などとは
飲食店でも小売関係者からもあまり聞いたことがありません。

 

みなさん、ラベルに「ALVARINHO=アルバリーニョ」とかかれたワインを
手に取ったことあります?

 

それでも日本のワイン産地では植樹が進んでおり
出来上がったワインの人気は高いようです。

 

興味がありましたら以前書きましたこちらも読んでみてくださいませ。
日本のアルバリーニョ

 

個人的には酸味が溌剌としていて
葡萄に由来する生き生きとした香りが印象的なワインというイメージです。

試飲コメントを読んでいると
香りの魅力的な表現に頭の中はアロマティックなワインでいっぱい。

ワインを味わったときのミネラルのニュアンスや
生き生きとした酸味、
旨味と酸味のバランスのよい味わいが想像されます。
塩味を感じることが多くミネラリーな味わいから「海のワイン」とも言われています。
飲みたくなってきました。

 

 

記事の中に、
銀座のフランス料理店「ロオジエ」のシェフソムリエ井黒氏に
フリーのワインジャーナリスト柳氏が
「アルバリーニョはレストランで扱いやすいですか?」という質問がありました。

「今、ヴィーニョ・ヴェルデを使っていますが、個性がはっきりしているので売りやすいです。香りは華やかですが、ヴィオニエやトロンテスほど強くなく、上品さを備えているので、フレッシュな白ワインのひとつとしておすすめしやすいですね。タコ、イカ、貝類など、淡泊なものとよく合います。」
以上が井黒氏の返答。

 
高級レストランでは売りやすいのでしょうか…。
35本のワインを4人のテイスターで試飲しているのですが、
せめて10人以上で評価してほしいなぁと思うのでありました。

魚介との相性抜群なのであれば「お寿司」
記事の最後に「お寿司屋さんに持っていきたくなりました」とありました。
あと何年かすると、お寿司屋さんのワインリストには
アルバリーニョのワインが選べるくらい充実しているのかも
と想像してしまいました。

 

 

ちなみにこの35本の中で評価の高かったワインが上位から

ソアリェイロ グラニト  2021
原産地 ヴィーニョ・ヴェルデ (ポルトガル)
地域 モンサォン・イ・メルガッソ
※ 一般販売は2023年1月一般販売開始予定


ソアリェイロ  2021
原産地 ヴィーニョ・ヴェルデ (ポルトガル)
地域 モンサォン・イ・メルガッソ

 
ジャスト・ビー
原産地 リアス・バイシャス(スペイン)
地域 バル・ド・サルネス

 
でした。
ちなみに、上記のヴィーニョ・ヴェルデは生産地のことで
緑のワインといわれる発泡性のワインとは一線引くスティルワインです。

 

※ブラインドテイスティング

銘柄を隠しての試飲のこと

#ポルトガル#スペイン#ワイン#アルバリーニョ#白ワイン#お寿司
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