東京では雨が降っており、とても冷たく感じます。
すっかり季節が進みました。
そんな中、先日オーストリアのワインの注文をいただきましてね。
ご注文いただいたワインはこちら…
ゲオルギウム ピノ・ノワール 2017
お客様によれば、「探していたんです!」とのこと
見つけられてとても嬉しかったとわざわざメールをいただきました。
個人的にはオーストリアのワインは興味がありますし好きです。
特に、グリューナー・ヴェルトリーナーからつくられる白ワイン、爽やかな果実味と生き生きとした酸味が特徴です。
でも…
少し売りにくいのです。
なんだかんだ言っても日本でのオーストリアワインの知名度は高いとは言えませんからね。
それなのに、なんで取り扱っているのかと言えば…
品質が素晴らしいから、美味しいのですよ。
上記のゲオルギウムのピノ・ノワールの綺麗な酸味はまさにピノ・ノワール好きにはたまらないそれ!
地球温暖化が進んでいる昨今、この酸味は貴重です。
店頭では売りにくかったワイン、今も売りやすいとは言えないのですが、
通信販売、ネットショップではお客様がわざわざ探してくれるので今後は変わってくるのかな、と感じています。
そんな中、いつものように情報誌をチェックしているとオーストリアワインの記事をみつけました。
「オーストリアのワインが頭角を表してきている」
のだそうです。
WANS 2023 9,10月号の記事によれば…
象徴的だったのは、6月に発売された「Decanter World Wine Award 2023」(※)で、TOP50のうち10ワインがこの国から選ばれ、世界最多となったことだ。
6つの州の65産地から、1221軒のワイナリーが世界へ、253軒のワイナリーが日本へ輸出し、優れた品が続々登場している。
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オーストラリア大使館商務部参事官のマレイ・スペンスさんによると輸出額は増額。
「品種別内訳ではシャルドネ(27%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(22%)、シラーズ(13%)が人気ですが、昨年、日本市場で急増したのがピノ・ノワール(3%)です。前年比23.3%増、赤ワインで第3位となりました。」
背景にはこの品種の他国での供給減や価格高騰が考えられる。
スペンスさんも、「様々な州に点在する冷涼産地の高品質なピノ・ノワールを、今後ご紹介できるでしょう。」と意気込む。
以上、一部抜粋してみました。
記事を読んで、オーストリアワインは、世界中のテイスターにより、高い信頼性と多様性があることを勝ち取っていると知りました。
インポーターさんから紹介されるワインで、オーストリアワインが増えてきたと感じていたので、この記事の内容がストンと落ちできました。これから色々な意味で楽しみなワイン産地のようですよ。
11月にオーストリアワインの大きな試飲会があるのでぜひとも参加しなくては、自分の舌で確認しなくちゃね。
※ Decanter World Wine Award
「デキャンターワールドワインアワード」は、イギリスのワイン専門誌「デキャンター(Decanter)」が主催する国際ワインコンテストです。
世界最大級ともいわれ、毎年開催されています。
世界100カ国以上から10,000点以上のワインが出品され、審査は、ワインの専門家によるブラインドテイスティングなどを経て行われます。
評価は100ポイント満点、95~100ポイントが「GOLD (ゴールド)」、90~94ポイントが「SILVER (シルバー)」、86~89ポイントが「BRONZE (ブロンズ)」となります。
さらに、その中から選りすぐりのワインが「PLATINUM (プラチナ)」です。
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