ヴァイングート・ユルグ カルクメルゲル シュペートブルグンダー 2018

konishi1924 の店主はわりと朝早く起きます。

つい先日までは日の出の時間が4時代後半でしたが

今日は5時を過ぎてから明るくなりました。

時の流れを感じます、秋が近づいていますね。

 

秋が待ち遠しいこの時期には少し濃いめのピノ・ノワールが飲みたくなります。

私だけでしょうか…。

 

f:id:konishi1924:20210818054142j:plain

ヴァイングート・ユルグ カルクメルゲル シュペートブルグンダー 2018

 

つくり手の"ヨハネス・ユルグ"は、現在世界で注目を浴びる
ドイツのピノ・ノワール=シュペートブルグンダーの生産者の若手の代表格、
そんな彼がつくり出す、ピノ・ノワール=シュペートブルグンダーは
ブルゴーニュとは一線を引く「訴えかけてくる味わい!」が特徴です。

 

味わってみました。

 

色は奇麗な紫色です、淵に少し青色が見えます。

香りの強さは中程度、まだ開いておらずくぐもった印象です。

グラスに鼻を近づけると、

黒すぐりや山ぶどう、ザクロのような果実の香り

土のついた野菜を思わせる香りも、

時間が経つとアメリカンチェリーを煮た甘い香り、プルーンや

野ばらのような花を思わせる香りが出てきます。

赤紫蘇や生肉にニュアンスも感じ、

香ばしさ、少しチョークのような香り、などなど…、

複雑さや、土地の個性につながる印象です。

 

口に含んでみると、

しっかりとした果実味、10段階で評価すると6程度のものです。

豊かな酸味が同時に感じられます、こちらは7程度のもの

最後に中程度の渋みを歯茎の辺りに感じます、

ピノ・ノワールとしてはかなりしっかりとしたものです。

味わいのバランスがよく、中位から少し高めの位置でまとまっています。

言葉で表現するのは難しいのですが、

ブルゴーニュピノ・ノワールとは一線を引く味わい、

完成度の高さでは引けを取りません。

 

抜栓直後は「若い」印象です。

若いワインを味わうと感じることですが、

果実味、酸味、渋みが時間さで別々に訴えかけてきます。

 抜栓して30分ほどすると、

このワインが持つ豊かな果実味と旨味が存分に楽しめるようです、

楽しむ時は30分以上前に栓を抜いておくことをおすすめします。

デカンタがあれば、ぜひぜひ行ってください。

 

これから5年ほどの時を経るとより複雑でニュアンスに富んだ味わいになるかと思われます、そして、今後10年はよい方向に熟成し続けるでしょう。

楽しみですね。

 

秋になると戻りガツオが食卓に上がりますが、

オリーブオイルと薬味をたっぷりのせてサラダ仕立てにしたものや

鴨をレアに焼いて少し甘さが楽しめるお料理、

チーズなら若めウオッシュタイプがよく合いそうです。

お試しあれ~ ♪♪♪

 

 

 

※ワインのコメントは十人十色、あくまでも参考程度に読んでいただければ幸いです。

 

ご紹介しているワインの詳細は
ホームページ「konishi1924」をご覧くださいませ、購入もできますよ。

ヴァイングート・ユルグ カルクメルゲル シュペートブルグンダー 2018 - konishi1924