昨日、妹がわが家へやってきました。
遊びに来るとワインを開けます、
テイスティングしようと思っていたワインがあるので
こちらを開けてみました。
ジャイエ・ジル ブルゴーニュ オー・コート・ド・ニュイ 2004
ワインのつくり手さんのジャイエ・ジルは
醸造において、高い新樽率が特徴です。
オート・コートの白でさえ、50%の比率で新樽を使用し、
残りは1年使用樽、
11ヶ月の樽熟成を行い、
さらに6ヶ月間ステンレスタンクで寝かせます。
通常、モンラッシェでもない限り、
これほどの新樽を白ワインにあてがうことは稀ですが、
ジャイエ・ジルの白ワインは
新樽を受け止めるだけのポテンシャルを秘めています。
ブルゴーニュ オー・コート・ド・ニュイという地方名のワインですが、
16年の時を経ても元気、元気!
妹のグラスにワインを注ぐと
「わーいい香り、奇麗な色!!」という言葉が飛び出しました。
日差しを受けて黄金色にキラキラ光っています。
続いて私も香りを楽しみました。
パイナップルの飴やマロングラッセのような甘くこうばしい香りがしました。
お料理を食べ、ワインを飲んだ妹が
「まろやかで美味しいね、このワイン、素材の美味しさを引き立てるよ」と…。
どれどれ、、、本当にまろやかな口当たりです。
果実の味わいと酸味、旨味が一体となり
もとはそれぞれの要素が強く感じられたであろうに
今は突出したところのない、豊かで奥行きのある味わいに変化していました。
ワインのおおらかな美味しさが
素朴でシンプルな調理をしただけのお料理たちを生かしてくれているのです。
ワインと食事の相性というより
"食事を包み込むような大きな魅力があること"
を、教えてくれたワインなのでありました。
うふ、美味しいもの大好き、
葡萄を育て、ワインをつくってくれた方々ありがとう。
とても楽しい時間でしたよ。
ちなみに…
妹がタラのソテーとポトフをつくってくれたのですが、
どちらとも大変おいしくいただきましたよ ♪♪♪