世界で最も高価なソーヴィニヨン・ブラン

厳しい暑さが続いていますね。

いったいいつになったら涼しくなるのでしょうか…。

それでも、早朝は涼しい風が吹いていたり、スズムシやマツムシが鳴いていたりと、秋の気配を感じます。

散歩がてら川沿いを歩いているとススキの穂が風に揺れていました、トンボが何匹も飛んでいて秋が感じられ、季節は確実に変化しているのでした。

 

暑さ寒さも彼岸まで、あと一ヶ月の辛抱ですね。

 

さて、先日、いつものようにワインの情報をチェックしていると面白い記事をみつけました。

 

 

 

世界で最も高価なソーヴィニヨン・ブラン

スクリーミング・イーグルのソーヴィニヨン・ブラン
 

 

 

世界で最も高価なソーヴィニヨン・ブランを、ワイン・サーチャー(※1)が発表した。トップはナパのスクリーミング・イーグル。ダギュノーの2つのワインが続いた。トップ10の半分以上を占めるロワールの生産者の中で、トゥレーヌの新星ニコラ・バルブー(Nicolas Barbou)の2種のワインがランク入りした。

スクリーミング・イーグルのソーヴィニヨン・ブランの平均価格は4421ドル。生産量はわずか10ケース。メーリングリストで長年、ワインを購入してきた顧客の一握りでないと購入するのは難しい。二次市場で高値で取り引きされている。

2位と3位はダギュノーの自根で造る「プイィ・フュメ・アステロイド」と「メメント・モリ」。4位のパヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」をはさんで、5位、6位にニコラ・バルブーのワインが入った。
 

ニコラ・バルブーはトゥーレーヌのドメーヌ・デ・コルビリエールを所有するドミニクとヴェロニク・バルブーの息子。2021年までジャン・イヴ・ビゾの下で働き、ニュージーランドで経験を積んだ後、故郷に戻ってワイン造りを始めた。

「フォリー・アンソレント」(Folie Insolente)と「ユートピー・クリエイティヴ」(Utopie Creative)がそれぞれ、平均価格271ドルと218ドルで取り引きされている。生産量は少なく、入手困難。

 

トップ10のワインの平均点と平均価格は以下の通り。

1)Screaming Eagle Sauvignon Blanc 93点 $4421
2)Louis-Benjamin - Didier Dagueneau Pouilly-Fume Asteroide 97点 $1785
3)Dagueneau Memento Mori 96点 $1262
4)Pavillon Blanc du Chateau Margaux 94点 $325
5)Nicolas Barbou Folie Insolente N/A    $271
6)Nicolas Barbou Utopie Creative 92点 $218
7)Domaine Vacheron Sancerre L'Enclos des Remparts 93点 $217
8)Lail Vineyards Georgia Sauvignon Blanc 93点 $155
9)Francois Cotat Sancerre Cuvee Paul 91点 $144
10)Melka Mekerra White    93点 $144

 

 

 

以上、WINE REPORTより抜粋

 

 

 

※1 

Wine-Searcher(ワイン・サーチャー)は、世界中のワインの価格などの情報を横断検索できるウェブサービスです。1998年にイギリスで創業し、2020年1月の時点で121カ国の1,000万以上のお酒が登録されています。2019年には5100万人のユーザーに2億回以上検索されたようです。

 

※2

スクリーミング・イーグルのカベルネ・ソーヴィニヨンは、カリフォルニアの高評価で希少性の高いワインで、カルトワインの頂点とも言われる銘柄の一つです。

不動産業で成功を収めたジーン・フィリップス氏と、全米史上初のパーカー・ポイント100点満点を獲得したダラ・ヴァレ・マヤを生み出し、「ワイン界のファースト・レディ」と称されるハイジ・バレット氏という2人の女性が手掛けています。


今回取り上げているのは、そのスクリーミング・イーグルでさらに稀少な白ワイン。30~50ケースが詰められ、世界中の長年の購入客に対して、約5~10ケースがオファーされます。残りはワイナリーでのディナーなどで消費される為、極めて入手困難な白ワインです。オークヴィル東部にありながら、冷涼な微気象を備えるテロワールがよく表れている逸品。

 

 

日本にも入っているのかなと思い検索してみると100万から130万円ほどで販売されていましたよ。

日本でも手に入ることは手に入るんだ、と呑気に思いつつ、誰が買うのかなと想像してみました。

記事では、4421ドルとあり、1ドルを146円ほどとしてみると、64万5千円ちょいです。倍ほどの価格で販売されているようで、「二次市場で高値で取り引きされている」と書かれているのはこのことね、と思ったりしました。

 

我々が楽しむワインではないなと思いつつ、こういう記事を嬉々として読んでしまう自分はなんて小市民なのでしょう。

それでも、機会があったら飲んでみたいですね。