今日で7月も終わりです。
明日から8月かと独り言を呟きつつ、
夏の折り返し地点はいつ頃なのかと思いました。
青い空が気持ちよく広がっていますが、暑いわ。
さてさて、いつものようにワイン情報をチェックしていると面白い記事をみつけました。
「70年生き延びたリオハ、マルケス・デ・リスカル1956の生命力」
ヴィンテージワインを中心に販売しているので古酒の記事は見逃せないところ…
どれどれと読み進めてみました。
熱した金属製トングで古酒を開ける。
ポートワインの古酒に、そんな手法があるのは知っていたが、目の前で体験できるとは。リオハのマルケス・デ・リスカルで、70年近い赤ワインを醸造家が開けてくれる、貴重な機会に恵まれた。
醸造家のウルタード・デ・アメサガがカンカンに熱したトングで瓶の首をはさんで、30秒ほど待つ。助手の女性が冷たい水に浸したハケを当てると、きれいに割れ目が入る。布で瓶口を慎重に包んで持ち上げる。コルクが崩れる心配がない。
ジェイミー・グッドのリールはこちら
人生にも等しい時を過ごしたワインを眠りから目覚めさせる。歴史に敬意を払うその儀式は、見ているだけで周囲が緊張に包まれ、無事に瓶首がとれると興奮に誘われる。
「マルケス・デ・リスカル 1956」(Marques de Riscal 1956)はレンガ色の淡い色調。
ドライチェリー、腐葉土、なめし革、果実の活力が残っていて、溶け込んだ甘やかなタンニンと調和している。生きている。精妙で、濃密なテクスチャー、重層的なストラクチャー、すべての要素がハーモニアスにまとまっている。スパイシーなタバコ、うまみを帯びた長大なフィニッシュ。生きながらえてきた命の長さに勇気をもらった。94点。
リオハ最古の生産者マルケス・デ・リスカルは1836年、リオハ・アラベサに創業。ボルドー式の手法を最初に取り入れてで、テンプラニーリョを仕込んだ。1936や1945のような歴史的ヴィンテージを記録に残している。リオハの顔というべき存在だ。
4月に1947年のボルドーとリオハを比較試飲する記事(※)がワイン・アドヴォケイトに掲載され、リオハの3銘柄が100点を獲得した。ワインの寿命は人間の予想を超えている。
WINE REPORTより抜粋
※「1947年のボルドーとリオハを比較試飲する記事」は後日改めて紹介しますね。
古酒の世界はとても深く、興味深いものです。
ましてや1940年代のワインとなると、想像を超えた世界。
最後の一文、「ワインの寿命は人間の予想を超えている。」は本当にその通りと感じました。
少し前に、インポーターさんと某生産者のドイツのトロッケン・ベーレン・アウスレーゼ (貴腐ワイン)は、我々の寿命を遥かに超えた生命力がありますよね、なんて話をしたところだったので、より強く感じたのかもしれません。
マルケス・デ・リスカルは昔も今もサッポロビールさんが輸入元、よく売りました!
今は扱っていませんが、マルケス・デ・リスカル ティント・リセルバは本当にお勧め、2500円前後です。
みつけたら飲んでみて下さいね。
実は猫のワイン屋さんにもリオハの古酒があります。
R.ロペス・デ・エレディア・ヴィニャ・トンドニア リオハ トンドニア・ティント・グラン・レセルバ 1954
来年でこちらはジャスト70年です。
どなたか・・・
「konishi1924」
お誕生日や結婚記念日に
ヴィンテージワインはいかがでしょうか。