ワインオークション

春うらら…。
気持ちのよい天気の午後、ポカポカとしてなんだか眠くなりそう。

 

そんな中、いつものようにパソコンに向かっているとワインオークションのメールが届いていました。

 

 

「オークションハウス『Top Lot』は、2023年3月11日(土)・12日(日)に、第9回「ワインオークション」を東京・虎ノ門にて開催いたしました。」というもの。一年半くらい前からメールや印刷物が届くようになりました。こちらから申し込んだ訳ではないので、SNSやホームページを見ての連絡なのかな、と想像しています。「ワインを出品しませんか」というメールと「オークションに参加しませんか」という両方向のメールが以前は届いていましたの。

 

メールはオークションの結果を報告する内容です。

 

「今回のセールも、出品ロット数が1,000ロットに近い規模となったため、2日間に渡って開催することとなりました。Top Lotのワインオークションはお陰様で多くのお客様からのご支持をいただき、2021年2月の第1回から2年で、、出品ロット数で3倍以上、落札予想価格の下限合計では6倍近くの増となりました。また、回を重ねるごとに落札総額も拡大を続け国内オークション史上最高額を更新し続けてきましたが、今回も前回2022年11月の3億3,000万円に続く結果となりました。
ブルゴーニュでは、市場で注目を集めるセシル トランブレイやジャッキ トルショー マルタンに加え、ドメーヌ ルフレーヴを始めとする一流生産者の白ワインが好調な競りとなりました。また、ラヤスやギガルなどのローヌ地方やイタリアの一流生産者も活発な競りとなりました。」

 

Top Lotは、「国内大手オークション会社でワインオークションを開発、20年超の長きにわたり成功に導いてきたスタッフが設立。 日本を代表するワイン研究者をアドバイザーに迎え、真贋の鑑定についても世界レベルで、お客様にご安心いただける質の高いワインオークションを開催します。」と唱っています。

 

どんな人が日本を代表するワイン研者やアドバイザーなのか、詳細は書かれておりませんが、オークションに出品されるオンラインカタログを見ていると「堀 賢一」氏の名前を発見。今は退いていらっしゃいますが、以前はカリフォルニア・インスティテュートの代表をされていた方です。今、マスターオブワインというと大橋 健一氏の名前があがりますが、25~30年前、私が若かった頃はマスター・オブ・ワインに一番近い距離にいるのは堀さんと云われていました。ワイン研究科なのか、アドバイザーなのか、どちらにあたるのでしょう、それでも堀さんの名前をみつけて「ああなるほど」と変に納得をしてしまいました。

 

ワインオークション落札結果ですが、落札額合計は2億3,850万円(金額は手数料を含まず)、落札率は90%以上とありました。

 

 

どんなワインが落札されたのかしらと見ていくと。シャンパーニュのアラン・ロベールのワインが…。1985年のブラン ド ブラン ル メニル トラディション ブリュット マグナムボトルが60万円で落札されていました。落札予想価格が400~70万円とありますから妥当な落札価格なのかな。

 

オークションではよく登場する、アンリジャイエのワイン、プルミエ・クリュのクロ パラントゥ レゼルヴは2000年が出品されており、160万円で落札、落札予想価格は100~170万円なっておりやはり強いですね、ワインの神様は…。

 

ドメーヌ ド ラ ロマネ コンティのモンラッシェ、1984年は86万円で落札、落札予想価格は46万円~80万円、DRCはやはり人気なのですね。

 

「どんな人が買っているのかしら?」と思うのですが、いるのですよ、余るほどお金を持っている方というのは、それと、日本の”円”が安いので海外の方も少なくないよう、中国かな。

 

普通の世界に生きている自分としては、夢のようなワインと価格、世界ですが、ワインリスト見たり、写真を眺めるだけならお金はかからないので楽しませてもらっています。宝くじが当たったら…、なんて夢を見るのもお楽しみ! 

 

ホームページも公開されています「TopLot
インスタグラムもありました「TopLot

 

 

ワインオークションは昔からあって、規模は今のほうが俄然大きいのですが、友人と若い頃参加してみたことがあります。参加したのは私が20代後半か30代前半の頃、当時はグラン・ヴァンも今のようには高くなかったのでボルドーのワインを落札しました。友人と一緒に落札してお金を出し合ったと記憶しています。当時通っていたワイン教室のお金持ちのマダムの紹介だったかな、楽しい思い出です。

 

ワインオークションをおすすめする内容ではありません、こういう世界もあるよ、ととらえていただければ幸いです。