日本を世界の銘醸地に

朝早くに歩いていると涼しい風とともによい香りがしてきました。
甘く華やかな香り…、金木犀が咲き始めましたね。

秋も少しづつ深まってきて、

なんとも気持ちよく過ごしやすい気温になりました。
食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、

人によって秋の楽しみ方は様々です。

 

嬉しいことに、この秋には面白そうなワイン映画も見られるようです。
日本、フランス、レバノンなど各国を舞台にした映画4作公開されます。
産地やテーマが多彩になり、

ワインに興味をもつ様々な人が楽しめる作品のようです。


『シグナチャー 日本を世界の銘醸地に』

シャトー・メルシャンのチーフワインメーカー安蔵光弘氏と
浅井昭吾氏(麻井宇介)の師弟関係に光を当てて、
日本ワインが世界に認められ始めた1990年代を描く作品。
浅井氏に感化された若者たちを描いた『ウスケボーイズ』の柿崎ゆうじ監督が、
2人の絆に絞った脚本を書いています。

内容は…。
 

入社まもない安蔵は、文章力や分析力、素直な性格を麻井に認められる。
栽培は農家の専権事項だった時代に、
桔梗ヶ原メルローを自ら手摘みして無添加で仕込む。
きっかけは浅井がニュージーランドから持ち帰ったプロヴィダンスだった。


病に倒れた麻井は、留学先のボルドーから帰国した安蔵に、
「これからの日本のワイン造りを背負ってくれ」と将来を託す。
若かった安蔵は背中を2度叩かれて、たすきを受け取り、
国際コンペティションで入賞するワインを仕込み、師匠の期待に応える。

柿崎監督は安蔵夫妻からじっくりと取材し、
結婚式のビデオまで借りて、高い志で結ばれた師弟の信頼関係をリアルに描いた。
淡々とした絵作りから畑に吹く風や醸造所の香りが感じられる。
ソムリエの田邉公一さんら随所に出演するワイン業界人を探すのも楽しいだろう。


11月4日から新宿武蔵野館ほかで公開。
公式サイトはこちら




映画を見に行ったら飲みたくなること間違いなし ウインクウインクウインク
シャトー・メルシャン 桔梗が原メルロー 2007