先日いつものようにワインの情報に目を通していると
面白い記事が出ていました。
「150周年のドメーヌ・ポンソ、クロ・ド・ラ・ロシェの歴史的な垂直試飲」
流石にブルゴーニュワイン、垂直試飲のスパンが長いわ…。
記事を読み進めるとポンソーの歴史についても色々書かれていました。
個人的に印象に残ったのはクローンについてです。カリフォルニアワインの生産者情報を見ているとピノ・ノワールのクローンについてを見かけます。ディジョン・クローン113,114,777などもよく登場しますが、このディジョン・クローンを生み出したのはポンソの三代目当主ジャン・マリーさん、1950年代に、クロ・ド・ラ・ロシェの畑をマッサール・セレクションで植え替えて、挿し木から生み出したとのことです。今では、ブルゴーニュはもちろん、世界各地のピノ・ノワール生産者に使われていますね。
konishi1924の在庫にもポンソーがありますので垂直試飲にとても興味を覚えた次第です。ポンソのワインはとても個性的で、若いうちはとくに理解しづらい印象を受けるようです、しかし、理想に状態で熟成させてワインは驚くべき色香を放ち、その状態は20年も30年も保たれるそう…。
記事には、クロ・ド・ラ・ロシェはグランクリュを抱えるモレ・サン・ドニにあって、最もモレらしい野性味と重厚感あふれる歴史的なクリマ。1934年から2019年まで80年以上にわたる16ヴィンテージを振り返りながら、時空を超える旅に出た…とありました。テイスティングはブルゴーニュの専門家10人が参集し、2019、2005、1999、1993、1990、1988、1985、1980、1979、1971、1961、1959、1958、1943、1934の年号が行われました。
気になるのは1934年。
米国に初めて輸出されたヴィンテージ。グラスを回した瞬間から、目まぐるしく発展し、ジンジャー、ミントチョコ、ローストしたタイム。デリケートで、しなやかなテクスチャー、生き生きした酸に縁取られ、心地よい緊張感がフィニッシュまで続く。95点。
一度でよいからテイスティングしてみたいと思いました。
konishi1924が在庫しているのは1996年のクロ・ド・ラ・ロシェ
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