テラ・ヴァレンタイン ナパ・ヴァレー スプリング・マウンテン・ディストリクト  イヴェルドン・ヴィンヤード  カベルネ・ソーヴィニヨン 2006

新しい年になりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

テラ・ヴァレンタイン 

ナパ・ヴァレー スプリング・マウンテン・ディストリクト 

イヴェルドン・ヴィンヤード 

カベルネ・ソーヴィニヨン 2006

 

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テイスティングしてみました。

 

グラスを傾けると

淵に茶色がかったオレンジの見える、黒っぽい赤色

色調はグラスの向こうが全く見えないほど濃いものです。

 

香りは華やかにして複雑。

レンガを思わせる土の香り、錆の要素も、

タバコ、葉巻、ビターチョコレートのような甘い香りも存在します。

黒コショウやグローブ、ナツメグを思わせる葉っぱではない実のスパイス、

サラミ、血液、鉛筆の芯のようなニュアンスも感じられます。

全体的には魅力的で深い香りが楽しめます。

 

ワインを口に含んでみると、その濃さに圧倒されます。

甘ったるい濃さではなく、

しっかりとした酸味を備えた濃厚な果実味、

丸くはなっているが主張のある渋みを感じます。

それらの味わいは個々に主張するものではなく、

バランスよく溶け込んで非常に高い位置でまとまっております。

 

「山系のカベルネ」と称される、

標高の高い畑からの葡萄を感じさせてくれる

太さと奥行きのある果実味、しっかりした酸味が印象的です。

スプリングマウンテンの土地の個性なのでしょう。

しっかりと感じられる酸味には気品すら感じ、

16年の時を経てもまだまだ若いと感じさせてくれるタンニン分もあいまって

今後、10年はさらに良い方に熟成していくであろうことを予感させてくれます。

 

複雑な香りの要素は味わいにも感じられ、

スパイス、葉巻やビターチョコレート、

ブラックのオリーブのような風味も楽しめます。

 

青かびタイプのチーズとバケットのような簡単なおつまみから、

手の込んだ肉料理とも楽しめる、深い味わいのスケールの大きなワインです。

 

 

 

※ワインのコメントは十人十色、あくまでも参考程度に読んでいただければ幸いです。

 

 

 

ご紹介しているワインの詳細は
ホームページ「konishi1924」をご覧くださいませ、購入もできますよ。

https://konishi1924.com/?pid=146832637