幻ワイナリー ロシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノアール 2006

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものです。
今年のお彼岸の入りは3月17日
あと一週間で厳しかった寒さともお別れできます。

季節が動いていますよ。

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幻ワイナリー ロシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノアール 2006
を開けてみました。

奇麗な赤紫色をしています、少しオレンジががっているでしょうか。
粘性は高く、アルコールの強さを感じます。

熟したベリー系のフルーツ、すみれの砂糖漬け、
八角カンゾウなど東洋系のスパイスの香りも楽しめます。

口に含むとほのかに甘さが感じられます。
黒い皮のチェリーを煮詰めたような濃縮した果実味が印象的です。
酸味は柔らかくとがった所はありません。
豊かな果実味を支えるバランスのよい渋みも感じられ
素直に「おいしい!」という言葉がでてきます。

全体的にはまろやかで濃縮された果実味が楽しめる赤ワインです。
難しいことを考えずに楽しめるワインなのではないでしょうか。

鴨を焼き、バルサミコを煮詰め、バターでコクを出したソースで楽しみました。
ワインとよくあっておいしゅうございました。

 

このワインをカリフォルニアで造っているのは私市友宏さん
私市さんのご実家は酒屋さんです。

私市さんはさまざまなお酒に慣れ親しんでいました。
お店に並ぶ国内外のワインを体験し続ける中で
「アッっ、これは!!」
という素晴らしい出会が彼に訪れました。
そのワインの名は“ラ・ターシュ”。
出会ってしまってからというもの、
自分の中でワインを造ってみたい、みようとの思いがつのり、
お店の主人としての地位を捨て、
自分自身のワインを造ろうと決心しました。

修行先はあのアルマン・ルソー。
ピノ・ノワールをどう育てるかを、畑で徹底的の仕込まれたそうです。
1999年に念願の自社畑をロシアン・リヴァー・ヴァレーで手に入れました。
ピノ・ノワールの初リリースは2004年です。

2005年の8月から、2011年の4月までブログを書いていらっしゃいました。
私市氏のワイン造りの詳細が読めますよ。
「幻ワイン醸造日記」
https://pinot.exblog.jp/

 

※ワインのコメントは十人十色、あくまでも参考程度に読んでいただければ幸いです。

 

ご紹介しているワインの購入はホームページ 「konishi1924」から可能ですよ。
https://konishi1924.com/?pid=152444063