本日はアメリカ・カリフォルニアのワインをご紹介いたします。
女性醸造家、メリー・エドワーズ女史がつくる白ワインです。
今でこそ女性の醸造家は珍しくありませんが
メリー・エドワーズ女史がこの世界に飛び込んだのは1970年代、
相当な偏見や苦労があったのではないでしょうか。
2004年には米国紙のワインメーカーオブザイヤーに選ばれました、
素晴らしい! ワインも秀逸な味わいです。
メリー・エドワーズ
シャルドネ オリベットレーン 2010
コルク栓にソムリエナイフを刺し静かに上げると
スーッと上がってきました。
コルクが長くしっかりしています、
こういうコルクは本当に嬉しい
カリフォルニアワインの品質は素晴らしいのですが、
コルク栓がいま一つだと思うのです。
しかし、こちらのコルクは写真にもありますが本当に立派、
計ってみると5㎝もありました。
グラスに注いでみると、やや淡い黄金色で輝いています
アルコールの高さを感じさせる粘性もあり
ラベルで確認すると14.3%ほどでした。
パイナップルキャンディーや赤い果実のメロンを思わせる香りが印象的で
黄色い花やナツメグなどのスパイスを思わせる華やかさがあります。
口に含んでみると香りにあったニュアンスはもとより
レモンのコンフィ、アプリコットジャムの風味も感じられました
ミネラル感とたっぷりの旨味があり、複雑で深い味わい
時間がたつと、蜂蜜の要素もでてきます。
豊かで凝縮された果実味、
それを支えるような十分な心地よい酸味
両者は高い位置でまとまっています。
ボディはしっかりとしていて肉厚、余韻は長く続きます。
今飲んでもおいしいのですが、
これから7~8年は良い方向に熟成していくことでしょう。
テイスティングのあと
「ビーフストロガノフ」と合わせてみました。
ワインの濃さを予想して牛肉でもいけるかなと思ったのです。
しかし、合わせてみると、ワインを飲んだ後に少し苦みが残りました。
玉ねぎがたっぷり入っていたので、こちらが足をひっぱったのかもしれません。
やはり赤ワインがよろしいのでしょうか…。
次に、なんとはなしに食べたくて作っていた
「卵とトマトの塩麴炒め」と飲んでみました、とても良い相性です。
お料理を食べた後ワインを飲むと
ワインが持つ蜂蜜の風味が出てきて心地よく感じられました。
トマトの持つ酸味
塩麴のもつ旨味とやさしい塩味が
ワインの美味しさを引き立ててくれました。
※ワインのコメントは十人十色、あくまでも参考程度に読んでいただければ幸いです。
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