フレデリック・コサール  モルゴン 2002

本日はクリュ・ボジョレーをご紹介いたします。

ボジョレーというと"若いうちに楽しむ"というイメージが少なくありませんが

フレデリック・コサールのつくるボジョレーは

その認識を見事にくつがえしてくれました。

見事です!

 

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フレデリック・コサール  モルゴン 2002


グラスの淵にオレンジが見える赤紫色、
創造していたより若々しい色をして少し驚きました。

グラスに注ぐと…
私が感じるところのガメイ特有の乾いた植物、花のような香りが印象的です。
黒いドライイチジクやレーズンのニュアンスも感じられます。

口に含むと…
辛口スタイルに造られたワインですがほのかな甘みを感じます。
なんとも心地よい熟した果実味、
やわらかいまろやかな酸味、
落ち着いた奥行きのある優しい渋みと続きます。

うまっ
もとい、美味しい! と思わずつぶやいてしまいました。

果実味の厚みがとんでもなく、
とても濃い果汁が醸され、ワインになって熟成したのだと感じました。

2002年のこのワイン、思い返してみるに、
私はリリースされた直後は正直言って美味しいとは思いませんでした。
周りの人たちは評価していましたが、私は同意できません、
不思議でしょうがありませんでした。
でも、時間が解決してくれました、人によって飲み頃は違う事、
私にはエイジングが必要なワインなワインだったのです。
「寝かせてみてよかったな」と思いました。

熟成の楽しみはこんなところにあるのですね。
華やかな香りと味わいのワインでした。


※ワインのコメントは十人十色、あくまでも参考程度に読んでいただければ幸いです。

 

 

 

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