ヴィンテージワインを色々ご紹介していきたいと思います。
まずはカリフォルニアのヴィオニエ種から、熟成していますよ!
味わってみましたのでご紹介させてくださいませ…。
ベンジャミン・シルバー ヴイオニエ サンタバーバラ・カウンティ 2003
写真にもありますように、このワインのコルクは以外と長いのでありました。
カリフォルニアワインの場合、15年以上瓶熟成しているとコルクの状態が悪く、
どんなに丁寧に抜栓しても途中で切れてしまいます。
ところがこのワインはコルクがキチンと抜けました、とても嬉しいことです。
色は、美しい黄金色をしています。
グラスに鼻を近づけてみると…
干したリンゴやあんず、パイナップル飴にべっこう飴を混ぜたような香り、
コリアンダーなどのスパイスや鉱物を連想させるミネラルの要素、
白い花の香り、例えるのなら、少し花弁の茶色くなったクチナシ、
さらに、ポトフに入っているセロリなど
とても複雑でなんともニュアンスに富んだ香りが楽しめます。
口当たりは心地よく滑らかで濃厚です。
熟成した厚みのある果実味と心地よい酸味が印象的、
辛口スタイルですがその中にほのかな甘みも感じられます。
香りにあった要素が味わいの中に感じられ
プラス要素としてマロングラッセのような、
いや、バニラと栗を混ぜたような風味も感じられます。
全体にはグラマラスな印象のワインです。
アルコールの強さも感じられ、ラベルを見てみると14%ありました。
余韻は長く、後口には心地よい酸味と果実の風味、ほどよい苦みが残りました。
ヴィオニエを飲むといつも香りの要素の多さに驚かされます、
この香りを存分に楽しむために、ワインを楽しむ温度は少し高めがいいようです。
※ワインのコメントは十人十色、あくまでも参考程度に読んでいただければ幸いです。